24
3月

サイズは関係ない - Lee Kuan Yew

シンガポールの父と呼ばれるリークアンユー氏が亡くなった。
当然お会いしたことはないが、シンガポールに1年いた身としては親近感を覚えていた。
また、義理の弟が同じ客家系華人ということもあるかもしれない。
シンガポールで働いた1年は、まだ若い自分にとっては充分意味深いものであった。
ASEANが注目されるようになったのはごく最近だが、自分がいた20年前もマレーシア、
インドネシアなどの間に位置し、香港と並んで金融、ハイテクなどで中心的な役割を果たしていた。この熱帯気候の小島を強力なリーダーシップでアジアの宝石と呼ばれるまで発展させたリー氏。唾を吐くのを禁じたり、違法薬物の持ち込みは死刑、鞭打ちの刑もあるなど他の先進国にはない独自のシステムを作り上げた。それ故、独裁的、表現の自由の制限等いろいろな批判もあったが、功績もそれ以上に大きかったと思う。

多大な功績を残したリー氏は、いろいろな名言を残している。個人的に好きなのは建国間もないころ将来を憂うイギリスに対して答えた次の言葉だ。
「シンガポールについて心配する必要はありません。われわれは、どんな苦境に置かれたとしても正気でいられる理性的な者たちです。われわれは、政治というチェス盤の上でどんな行動を起こす際も、可能な結果を全て導き出します」

この言葉には、中小企業の経営者を励ます力がある。どんな苦境に立たされてもあきらめず最善を尽くすことの重要性を教えてくれる。

18
3月

業界再編と生き残り

ファミリーマートとユニーグループが経営統合に向けた協議を開始すると3月10日正式発表があった。愛知県に本社を置く、ユニー傘下のサークルK・サンクスは地元では優位な店舗展開をしてきた。だが、数年前からセブンイレブンが中部地区で急激に店舗展開を始め、苦戦しているように見えた。個人的に、ユニーはコンビ二事業を売却して、その資金活用でGMS業態に集中した強化策を取ると思っていた。それが、意外にもGMSも含めた統合で、存続会社の名前もファミリーマートになるというのは大きな衝撃だった。これは、業界再編もさることながら日本におけるGMS業界の苦境を映し出しているのではないか。 もちろん、当社の客先であるGMSには今後も頑張って欲しい。深刻なのは、収縮している日本市場で小売全体で業態の垣根がなくなり、競争が激化していることだ。このような状況のせいか、小売業界で買収や合併が増えてきている。客先は、合併を繰り返し巨大化していく中で、当社のような中小サプライヤーはどうしたらいいのか。
その答えの一つは、当社でしかできない強みを作って、それをしっかり磨いていくしかないと思う。例えば、中国での40年近い経験を活かし、中国生産のエキスパートになることも一つだろう。

 

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