22
5月

中国の棚からぼた餅

先日、プーチン大統領が中国の習国家主席を訪問し、天然ガス供給の超大型契約を結んだ。内容は、期間30年間、金額にして時価40兆円というスケールだ。今回のディールでどちらが特をしたかと言えば、中国側ということになるだろう。 ウクライナ情勢で大口の石油供給が暗礁に乗り上げる中、ロシアとしては中国に頼らざるを得ない状況になった。実はこの話は2003年にも出ていたが、価格が折り合わず流れている。 中国としては、環境問題、食料問題以上にエネルギーの確保が急務であったが、何もしないうちにロシアが飛び込んできてくれた。中国では、交渉を頼みに行った方が、条件的に厳しくなることが多い。 交渉したい時できるだけこちらからは、アプローチせず待っている方が良い条件を引き出しやすい。まさにプーチン大統領が中国まで来たことは中国にとって絶好の機会だった。 ましてや、隣国と衝突して国際的に問題視されている共通項のある両国が協力関係を築くのは自然の流れだろう。 

13
5月

お前は誰なのか?

半沢直樹のヒットで、池井戸潤氏の本が売れている。 本屋に行っても、池井戸氏の著作コーナーが確保されているところが多い。私も経済小説は好きだが、どちらかというと真山仁氏の小説が好きだ。 真山氏は、数年前NHKでハゲタカがドラマ化され、注目を浴びた。

勝手な推察だが、同志社大学を卒業された真山氏は哲学的又は宗教的な見方を持っているように感じる。 特にハゲタカやプライドの中で出てくる「お前は誰なんだ?」という問いかけが一つのテーマになっている。
自分の父親を自殺に追いやった敵に復讐することが人生の目的となってしまった半沢直樹が痛快に目的を達成するのは、ドラマとしては面白かった。一方で、ハゲタカの鷲尾政彦は、アメリカの貪欲な投資ファンドの手先と言われながらもサムライの心を持ち、日本経済の再生に命を燃やすところが共感しやすい。どちらの主人公も銀行の壮絶な戦いに巻き込まれ、人生を変えられてしまったところは共通している。
鷲津は熾烈な買収競争をしかけながらも、企業再生をしていくうちに本来の人間の生き方や意味を考え始める。その過程で、自分は何の為にこの世に生を受けたのかを自問しながら、常人ではできないような成功を勝ち取っていく。 

現実の日本も経済再生の序章が始まったばかりだが、自分が生きている意味を見失わずに精一杯努力していきたい。

 

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