28
1月

デニーロの演技が光る映画 The Intern (マイインターン)

多数の機内映画で迷わず選んだ映画が、マイインターンである。ロバート・デニーロとアン・ハザウェイ出演のビジネスストーリーなので、思わず飛びついた。
まだ、見ていない人もいるので、詳細は伏せるが、思った以上に面白い映画だった。
特に70歳のベンという初老の紳士を演じるデニーロが、本当にいい味を出している。
主役のアン・ハザウェイの役は、ファッションのネット通販創業者で、ベンよりも40歳若いやり手の社長。最初は疎ましく思うが、ベンの落ち着いた仕事ぶりに触れ、良い仕事関係が構築されていく。ここまでは予想通りだが、経験の少ない若手社長と経験豊富なインターンとのパワーバランスが面白く描かれている。デニーロは自分の父を思い出させるので、感情移入することが容易だったことも、この映画を気にいった理由かもしれない。
何よりも、この映画は自分の老後の生き方にヒントをくれる内容だった。アクション映画以外では、今年一押しの映画である。

7
10月

馬に教えられたこと

47歳にして、初めて乗馬を体験した。
今まで、全く興味なかったが、娘が前から体験したいというので、旅先で思い切って乗馬体験ツアーに参加した。馬が思ったより巨大だったので、情けないけど少し怖かった。

最初の5分ぐらいは、緊張していたが、その内余裕が出てきた。基本的な動作をインストラクターに教えてもらうと、早速2時間弱のツアーに出発した。
馬に乗る場合、一番良くないのはあいまいな指示を出すことだ。馬は乗り手の気配に敏感なので、しっかり手綱を引いたり、脇腹をけったりしないとすぐに自分勝手なことを始める。先生もそれにすぐ気付いて、「タロー、指示をはっきり出して、自分が主であることをわからせないとどんどんなめられるわよ。」とアドバイスをくれた。実際、止まれや右に回るように指示しても、無視することが何回かあった。当たり前だが、馬は生き物なので、まず関係値をしっかり作って、勝手をさせないことが必要だ。
実は先月も、馬に乗る機会があったのだが、これと同じ事が起きた。
自信が無いことに加え、馬にやさしくしようとするために、馬になめられてしまうのだ。

実は会社経営にも同じことが言えることに気付いた。相手の気持ちを考えすぎて、あいまいな指示を出すとそれが伝わらず思った結果が得られないことが多々ある。また、小さなミスを忍耐を持って指摘しないと、もっと大きなミスが起きたりする。当然、人間と馬は比較できないかもしれないが、自分の指示や感情の出し方に改善が必要であることを馬は教えてくれた。

ちなみに写真は、ジュラシックワールドで使われたゲートのものらしい。

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17
6月

もっと早くするべき

【ワシントン時事】米食品医薬品局(FDA)は16日、マーガリンなどの加工油脂に含まれ、心筋梗塞などの発症リスクを高めるとされるトランス脂肪酸について、2018年6月以降に食品への添加を原則禁止すると発表した。FDAは13年に規制案を提示し、その後の調査・意見聴取で、食品への使用に関し「安全とは認められない」と結論付けた。
 FDAのオストロフ局長代行は「今回の措置により、毎年数千件の致命的な心臓発作を防ぐことができる」と説明した。ピザやケーキなどの食品業界は3年の猶予期間後、使用を全廃する必要がある。
 トランス脂肪酸を過剰摂取すると、肥満や心臓病などの危険性が高まるとされ、米国の自治体などで規制の動きが出ていた。一方、日本では平均摂取量が世界保健機関(WHO)の基準値よりも少ないことから、通常の食生活を送っていれば健康への影響は小さいとされ、厳格な規制はない。

上記は今日の時事通信のニュース。数年前からトランス脂肪を食べないようにしている。しかし、もっと早く禁止にして欲しい。日本も即実行するべき。食品業界の事情で、体に悪いものがまだまだ沢山市販されているので、注意していきたい。 

24
3月

サイズは関係ない - Lee Kuan Yew

シンガポールの父と呼ばれるリークアンユー氏が亡くなった。
当然お会いしたことはないが、シンガポールに1年いた身としては親近感を覚えていた。
また、義理の弟が同じ客家系華人ということもあるかもしれない。
シンガポールで働いた1年は、まだ若い自分にとっては充分意味深いものであった。
ASEANが注目されるようになったのはごく最近だが、自分がいた20年前もマレーシア、
インドネシアなどの間に位置し、香港と並んで金融、ハイテクなどで中心的な役割を果たしていた。この熱帯気候の小島を強力なリーダーシップでアジアの宝石と呼ばれるまで発展させたリー氏。唾を吐くのを禁じたり、違法薬物の持ち込みは死刑、鞭打ちの刑もあるなど他の先進国にはない独自のシステムを作り上げた。それ故、独裁的、表現の自由の制限等いろいろな批判もあったが、功績もそれ以上に大きかったと思う。

多大な功績を残したリー氏は、いろいろな名言を残している。個人的に好きなのは建国間もないころ将来を憂うイギリスに対して答えた次の言葉だ。
「シンガポールについて心配する必要はありません。われわれは、どんな苦境に置かれたとしても正気でいられる理性的な者たちです。われわれは、政治というチェス盤の上でどんな行動を起こす際も、可能な結果を全て導き出します」

この言葉には、中小企業の経営者を励ます力がある。どんな苦境に立たされてもあきらめず最善を尽くすことの重要性を教えてくれる。

25
2月

クリントイーストウッド監督最新作

ワーナーブラザーズのアメリカンスナイパーを見た。 IMAXで見たこともあるが、すごい臨場感でその夜はよく眠れなかった。また、映画の話題と思われそうだが、今日CNNで主人公を射殺した犯人に有罪判決が出たとニュースがあった。ストーリーは、テキサス出身の主人公クリス・カイルがNAVY SEALSに入隊して、史上最高のスナイパーとして活躍した実話に基づく映画である。戦争から帰ってきたクリスは、退役兵士の社会復帰のサポートを始める。退役兵士は、戦争後の精神的・肉体的な障害が残り、社会復帰が難しいケースが多い。戦場では、仲間の兵士を守るために長距離の敵をライフルで撃つ役目を果たし、帰国後も仲間の帰還兵士の社会復帰を助ける彼の生き方は多くの人に影響を与えたはずだ。それなのに、彼の仲間への想いが仇となってしまう。2年前に助けようとした帰還兵士の一人に射殺されてしまったのだ。
これは、アメリカが抱える問題を浮き彫りにしている。戦争の代償、銃社会、ドラッグの3つだ。
特にドラッグは深刻で、経験者の大半が精神を侵され、うつ病になる。昔、友人の弟もそれが原因で自殺している。
アメリカでは、ドラッグが簡単に入手できてしまうのだ。
実際の裁判で証言をしていたクリスの奥さんの様子がとても痛ましかった。何とかドラッグの無い社会になって欲しい。いろいろ考えさせるのは、イーストウッド監督らしい。戦争描写が残酷である点を除けば、公開中の映画で一番のお勧めである。

24
12月

ホビット 最終章

ワーナーブラザーズの今年最大の目玉映画、ホビットを映画館に見に行った。
前作よりもアクションシーンが多く、最後まで退屈させない素晴らしい出来だった。
ただ、個人的にはロードオブザリングのフロド・バキンズの方が感情移入できる。
これは、フロドの境遇が自分の境遇に重なるからだと思う。自分が父から今の会社を引き継いだようにフロドは伯父さんのビルボからリングを引き継いだ。リングの魔力に取りつかれそうになるが、必死に抵抗して最後の目的を奇跡的に達成する。自分もビジネスの魔力に取りつかれて、本当に生きる意味を見失わないようにしたい。
決して、今の仕事から逃げたいわけではなく、本来会社を継いだ初志を大事にしていきたいのだ。
ただ、厳しい時代が続き、会社のスタッフや自分の家族よりも利益だけを追求し始めると危険だと考えている。長くなったが、ロードオブザリングを楽しみためにもホビットは是非お勧めしたい映画だ。 
また、いつも読んでいただいている皆様方に素晴らしいクリスマスがあらんことを。

31
10月

一期一会とは

早いもので、今年もあと2カ月余りとなった。これから年末にかけては、普段会えない人と忘年会をする機会が増えてくる。 久しぶりに会う知人とどのような気持ちで会うだろうか。

少し前から一期一会という言葉が気になっている。これは、主に自分の生い立ちに関係していると思う。 幼稚園から大学まで同じ学区の学校に行ったことがなく、卒業してから会わなくなる友人がほとんどだった。それに9年の海外生活が拍車をかけている。また、父は年の半分以上を海外出張しており、日本にいる時も仕事で家にいることが少なかった。 成人病を抱えながら激務をこなし、比較的安全でない国に出張に行っていた。出張の度にこれが最後かもしれないと子供ながらに思ったものだ。

ネットには、一期一会とは、千利休が茶道の真髄として教えた心得とある。『今、一緒にいるこの時間は、二度と巡って来ない一度きりのもの。それゆえ、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをする』と言う意味。始めて会う人でも、普段会っている人でも、これで最後かもしれないという覚悟で接する考え方である。親しい人を急に亡くした場合、最後に会った時、もう少しやさしくしていれば良かったと思うのは、世界共通の気持ちではないだろうか。6年前、前述の父が他界した。最後に会話を交わした時、もう5分長く話をすれば良かったと今でも思うことがある。また会えるという希望を持つのは大切だが、次にまた会える保証はいつもあるわけではない。これからもいろいろな人と会うと思うが、この気持ちを大切にして接していきたい。

26
9月

中東での異常事態

あまりにも怒りが大きく、どうしようもなくなったので、ここで言及することにした。
2週間前にアメリカの教会から送られてきた緊急リクエストだ。
内容は、ISISがイラクのクリスチャンの村を襲い、イスラム教徒になることを住人に強制しているので、祈って欲しいというものだった。 そのやり方があまりに残虐で、思わず怒りに震えるぐらいだ。 クリスチャンの家族を捕まえて、改宗をせまり、それに応じない場合は、子供だけを両親の前で、公開処刑と同じやり方で処刑しているとのこと。 このような残虐行為が早く終わるように、このような人々が守られるように祈って欲しいというものだった。恐らく、これはクリスチャンだけでなく、イスラム教徒以外の人々に行われていると思う。特に子供を処刑しているという事実が自分には耐えがたい。

ISIS又は、イスラム国は2006年から活動を始めた過激派集団で、最近シリアとイラクで勢力を拡大している。外国人の公開処刑や無差別テロなどが問題となり、今月からアメリカを中心とする軍事作戦で空爆を受けている。一部では、これはクリスチャン対イスラム教徒の戦いだとする見方もされる。 しかし、実態は、イスラム教徒の間でも、ISISに関して異議を唱える人が多いと聞く。テロ組織アルカイダにも危険で受け入れられなかったことでもその異常性がわかると思う。改めて、日本がいかに平和であるかを実感させられるニュースだ。
とにかく、この異常事態が1日も早く終わることを切に望んでいる。

19
9月

世界各地で高まるナショナリズム

このブログが読まれているころには、スコットランドの独立選挙の結果が出ていると思う。
イギリスは当然ながら、ヨーロッパや世界が注目する選挙だ。 なぜなら、世界的に民族意識が
高まっており、ベルギーやカナダなどでも独立運動が活発になってきている。実は、アメリカでもテキサスでは独立派の動きが結構あり、テキサスの旗を掲げる人も結構いる。テキサスの友人には、たまに「まだアメリカの一部なの?」と冗談を言ったりするぐらいだ。
スコットランドの独立に関して、イギリス人で両親がスコットランドに住んでいる友人に話を聞いた。スコットランドは観光と石油などの天然資源があり、イギリスとしては手放したくない。 一方で、人口が500万人なので、イギリスにとってのダメージはそこまでないだろう。ただ、イギリス人のプライドの高さが一番の原因ではないか。 法律が変わって、16歳以上の人が投票できるようになった。SNSの影響で、感情的に投票されるのが心配と教えてくれた。国によって、SNSを取り締まる理由がこのへんにありそうだ。
スコットランドは、日本にはあまり馴染みが少ないが、ショーンコネリーやユアン・マクレガー、トニーブレアの出身地といえば、わかりやすいかもしれない。
この結果が世界に与える影響は意外に大きいと思う。

7
8月

中国のマクドナルドが好調

上海の食品会社でのずさんな管理がニュースとなり、仕入れをしていたマクドナルドやファミリーマートが大きく評判を落とした。
特に以前から苦戦が伝えられていた日本マクドナルドへのダメージは大きいはずだ。

中国に住んだ経験のある人なら、粉ミルクや偽餃子などの報道があるので、あまり驚かないと思う。 当然、中国の人もこのような報道には慣れてしまっている感がある。 このような背景があるからか、今回の報道が中国マクドナルドの売上を上げる結果になったようだ。

日本でもマクドナルドが上陸した当初は、マックのバーガーには食用ミミズが使用されているなどのデマがあった。実は、中国の消費者もマックのハンバーガーにどんな肉が使用されているか半信半疑の人が多かったようだ。今回の問題報道がマクドナルドはしっかりした肉を使っているとうことが逆に認識される状況を作り出した。

通常はダメージとなる事件が皮肉な形で、中国マクドナルドの追い風になった。
ただ、中国ビジネスもそろそろ社会貢献という観点が必修になっているのは間違いない。国や文化を問わず、この観点無しで、利益追求をするのは非常に危険である。

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